パリ協定に整合したCO2削減への取組
当社が取組むCO2削減目標が科学的根拠に基づいた目標であるとして、世界的な認定機関であるSBTイニシアチブから、 2024年2月22日に中小企業版SBTの認定を取得いたしました。取得した認定目標は、2021年を基準年として2030年までにScope 1(注)およびScope2(注)の温室効果ガス排出量を42%削減し、Scope3 (注)の排出量を測定して削減するという内容となっています。当社の2021年事業活動により使用した電気使用量に伴う Scope2のCO2排出量は742.4(t-CO2)、これを2030年までにCO2排出量を430.6 (t-CO2)以下とし、311.8(t-CO2)以上を削減します。あわせScope3のCO2排出量(社員のマイカー通勤及び製品の配送に伴うCO2排出量)を測定し削減します。
具体的には Scope2の削減におていは、工場統合による効率化、老朽化した空調やコンプレッサー機器の入替、照明のLED化、生産効率及び歩留まり率の改善、太陽光発電設備の導入等で削減します。
Scope3は、社用車のEV化や配送の効率化を進める事と、会社への通勤距離の短いマイカー通勤者を徒歩又は自転車通勤へシフトする事で削減します。後述する健康経営優良法人取得への取組活動として、社員の健康への意識を高める事で、自発的な通勤方法の変更を促すものです。
(注)ScopeとはCO2排出の範囲を定義しているものです。
・Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼等、当社は該当なし)
・Scope2:他社から供給された電気・熱・蒸気の使用に伴う温室効果ガスの間接排出
・Scope3:原材料や製品の輸送、社員の通勤などに伴う温室効果ガスの直接排出
(中小企業向けSBTではScope3の温室効果ガス削減の数値目標は対象外)
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